【レポート】アフリカ人留学生のインターンシップを実施しました

ITコンサルティングとアフリカビジネスを行う株式会社ict4e(福井県福井市、代表:原 秀一)では、アフリカ人留学生二名の企業インターンシップの受け入れを行いました。今回受け入れた留学生は、同ABEイニシアティブのプログラムより来日して二年間に渡り日本の大学で学んでいた(いる)学生のビドさんとアワさんです。ビドさんは三週間、アワさんは一週間の日程です。今回は二人の一週目の取り組みを紹介します。

IchigoDakeのはんだ付け

初日は、IchigoDakeのはんだ付けに挑戦。はんだが綺麗な山型になるようにトライしました。完成したIchigoDakeを、IchigoDyhookに差し込んでプログラミングしていきます。IchigoDyhookは、IchigoDakeでプログラミングを学習する際に必要なキーボードやモニターをひとまとめにした機器です。また、IchigoDakeは完成させたプログラミングを持ち歩くことができるとてもコンパクトなパソコンです。


カムロボの作成・プログラミング

次にカムロボ(IchigoDake対応版)の組み立てを行いました。カムロボは、ロボットの組み立てキットです。ギアボックスの組み立ては二人とも苦戦しましたが、何度も説明書を確認しながら、無事組み立てることができました。アワさんは大学で水中ロボットを制作したこともあるので、カムロボの組み立ても得意な様子です。センサーを取り付けたら、次はIchigoDyhookでプログラミング。できあがったプログラミングを保存したIchigoDakeをカムロボに差し込みます。最後には、カムロボを前に走らせて、壁を見つけたら止まる動きを完成させました。


Hana道場を訪問

三日目は、鯖江市にあるHana道場を訪問。前半は道場の紹介をプレゼンテーションしていただきました。質問コーナーでは、非常に多くの質問が飛び交いました。子供を対象としたプログラミング教育への関心がある二人ですが、幅広い年代が集い修行しあうHana道場の様子に驚いていました。
後半は、LEDサイコロとすごろく作りのプログラミングに挑戦しました。ビドさんはプログラミングが得意なので、サイコロ作りもサクサク進んでいました。


教育プログラムを体験

2018のインターンシップ生:エメカさんによってケニアで立ち上げられたIchigoJamを使った教育プログラムを体験しました。先輩インターンシップ生の立ち上げた事業の紹介とあって二人ともとても真剣です。


まとめのプレゼンテーションの実施

五日目には、一週間のまとめのプレゼンテーションを行いました。母国の紹介では、それぞれの国の特徴をたくさんの写真で紹介してくれました。
アワさんは、もっと時間があれば子供向けに実施されているプログラミング教育の内容について深く知りたかったと感想を話してくれました。また、ビドさんはIchigoJamはとてもシンプルにプログラミングできるので、ベナン共和国の子供たちにも受け入れられるだろうと語ってくれました。


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