2018年10月17日(水) タンザニアのアルーシャにある さくら女子中学校 にて、代表の原がプログラミングの授業を行いました。
この『さくら女子中学校』は、次世代の女性リーダーを育てるビジョンを掲げており、サイエンス教育にも力を入れています。学校創立3年目とともに、大好評のプログラミング授業も今年で3回目。日本の中学1年生にあたる Form 1 の生徒約50名を対象に、手のひらサイズのコンピューター IchigoJamと ビジュアルプログラミング環境 Scratchを利用した90分間の授業を実施しました。
さらに今回は日本からツアーに参加された株式会社アフレルの西尾さんによる レゴEV3特別講座を、過去に原の講座を受講した Form 2 , Form 3 から集まった生徒を対象に実施いただきました。
まずは IchigoJamを用いて、家電など気づかない場所にコンピューターが存在していること、またコンピューターそのもののリアルな状態を見て触る体験を実施しました。生徒は、言葉で聞いた家電を操作しているコンピューターが手のひらよりもコンパクトであり、数文字のコマンドで画面外部のLEDランプを操作出来ることに驚きの声があがりました。聞いたり、読んだりするだけではなく、本物を使う・触れる事で、彼女たちのコンピューターを扱うイメージがさらに膨らんでくれると良いなと願います。
続けて学校導入のノートパソコンにて、Scratch を使ってネコを動かすプログラミングを一緒に行いました。いつもWord/Excelを学ぶノートパソコンで、実は自分でプログラミングをしてソフトウェアを作れることを説明した後、二人一組になって操作をしていきます。当日は、算数を担当されている日本人教師も同席いただいたので、簡単な算数の要素もいれながら進めました。講座後の質問講座では、アニメーションを作りたい、音を変えたいなどの質問が早速でてきました。コンピューターが命令の組合せによって、創造的なモノづくりが出来る道具であることを体験してもらえたと思います。
この生徒たちの中から、女性プログラマーやエンジニアが誕生するのもますます楽しみですね!
さくら女子中学校のみなさん、どうもありがとうございました。ASANTE!
写真左:授業の感想を述べる生徒 中:西尾さんとロボットにプログラミングを行う生徒達 右:将来有望な皆さんと
今回の様子は、さくら女子中学校の公式WEBでも掲載されました(動画)。
生徒達が講師の説明を真剣に聞き入り、動くロボットに喜ぶ姿など、ぜひご覧ください。
2018 タンザニアさくら女子中学校 プログラミング授業