前回のブログでは、Zoomのセキュリティー機能をどのように使い分けるかについて話しました。
今回はZoomを使う際、行動面で気を付けたいことについて紹介していきます。
1.アプリのアップデートはマメ
Zoomでは、定期的にバージョンが更新されています。特に直近の2020年4月は、セキュリティーに関する様々な指摘を受け、その機能の強化がなされています。改善された最新バージョンでZoomを使うことが、セキュリティー強化につながります。
アプリのメニューから、『アップデートを確認』をクリックすると最新バージョンかどうか確認ができます。アップデートは頻繁に行いましょう。
なお、バージョンは2020年4月のセキュリティー対応がすべて終わっている5.0以降にしておきましょう。
2.ブラウザでも利用できる
Zoomのミーティングに参加する際には、アプリのダウンロードが案内されますが、ブラウザでの利用も可能です。ミーティングURLを開いて、『ブラウザから参加』(または、『ここをクリック』で表示される『ブラウザから参加』)をクリックします。
アプリ特有の脆弱性を回避したい人や、社内でアプリのダウンロードの規制がある方などは、ブラウザでZoomを利用してみるのもおススメです。
3.ミーティングURLをSNSで不特定多数に共有しない
ZoomのミーティングURLは、関係者のみに共有された情報です。関係者以外の不特定多数が閲覧するSNSやウェブサイトで共有しないようにしましょう。
また、あなたが社内の会議主催者である場合や、Zoomのイベント主催をする場合などは、参加者にガイドラインで周知しておくことも大切です。
4.外出先での盗み聞きに注意
昨今の情勢で、在宅でZoomを使うことが増えているかと思いますが、今後外出の規制緩和に伴い、カフェやシェアオフィスでミーテイングに参加する可能性も考えられます。
公共の場では、周りにいる人が内容を盗み聞きしたり、画面をのぞき見する危険性がゼロではありません。公共の場で使用する際には、簡単な打ち合わせに留めるようにするなど、情報危機管理の意識を持ちましょう。
Zoomミーテイングのセキュリティーを維持したり、プライバシーを守る為には、機能を適切に使い分けることと共に、使う人自身の行動も重要になってきます。参加する一人ひとりが、心がけましょう。